バックパッカーは海外旅行保険付帯のクレジットカードだけで十分なのかを検証してみた

バックパッカーをする際に持ち物はどうしようか?どこへ行こうか?と色々と迷うことがあると思いますが、持ち物はぶっちゃけ持っていくのを忘れたとしても、現地で購入すればなんとかなります。しかし保険類は日本にいる間に加入してしまわなければなりません。

 

しかし海外保険は使用しなければ、完全に出費となってしまうので、正直なところ避けたいと思うのは僕だけではないと思います。

 

今回の記事では、海外保険付帯のクレジットカードだけで、保険は準備できるのかと言うところと海外保険付帯のオススメのクレジットカードををご紹介したいと思います。

 

クレジットカードだけで保険を準備出来るかは期間による

結論から言うと世界一周の場合はクレジットカードだけで海外保険を準備するのは不可能です

 

クレジットカードの海外保険が適用される期間は平均して約3ヶ月ほどと旅行にしては十分ですが、多くの国へ行ったり世界を一周するとなると足りません。そのため3ヶ月を超える旅の場合は海外保険への別途加入が必要となります。

 

逆に言うと1週間の海外旅行や3ヶ月以内の海外旅であればほとんどの確率でクレジットカード付帯の海外旅行保険で、十分であると言えます。

 

クレジットカードについている海外旅行保険の内容を理解しておく

  • 傷害死亡・後遺障害
  • 傷害治療費用
  • 疾病治療費用
  • 賠償責任
  • 携行品損害
  • 救援者費用

どのクレジットカードもこの項目自体は基本的に同じになっています。大事なポイントなので最初に言っておきますが、「障害死亡・後遺障害」以外は複数のクレジットカードを合算して利用することが出来ます。

 

では各項目を詳しく説明していきます。

傷害死亡・後遺障害

その名の通りクレジットカードを持っている人が死亡した場合や、後遺症を伴う怪我をした時に支払われる金額です。

傷害治療費用・疾病治療費用

 

現地で怪我をしてしまった場合や、旅行が終わってから一定時間(72時間以内など)に病状が現れた場合に支払われるものです。現地で怪我をしてしまったり、体調を崩してしまった場合に現地の病院で治療や手術を受けることも中にはあると思います。

 

その時に保険に加入していないと自腹で支払わなくてはならず、中でもアメリカやヨーロッパは医療費が高く、盲腸の手術でも200万円近くの手術費用がかかると言われています。

 

旅をする人がもっとも重視するポイントでもあります。

 

賠償責任

 

スノ-ボ-ドで滑走中、停止しているスキ-インストラクタ-に突っ込み負傷させる。被害者は右足と左鎖骨を骨折。治療費、慰謝料、後遺障害、休業損害等請求される。賠償責任)12,000,000円

(引用)https://hoken.rakuten.co.jp/travel/how_to_choose/necessity/003.html

 

このケースのように誰かに怪我を負わしてしまった時に支払われるものです。こちらも高額になるケースが多いので重要なポイントとなっています。

 

携行品損害

メキシコシティシルバ駅にて持っていたリュックをひったくられる。デジカメ、電子辞書等が被害品。犯人を追いかけたが人ごみのため見失う。

(引用)https://hoken.rakuten.co.jp/travel/how_to_choose/necessity/003.html

 

日本のように治安の良い国ばかりではありませんので、このように荷物を盗られることもあります。盗られた荷物は戻ってきませんが、加入していれば少なくともお金として戻ってきます。

 

救援者費用

遭難してしまった場合に、捜索費用や病院まで搬送する費用だったり、旅先で入院したり手術した場合に家族が現地に来てもらうための費用をこの保険で適用することができます。

 

実際に海外保険付帯のクレジットカードのを使用する場合の金額の例

年会費無料でオススメの海外旅行保険付帯のクレジットカードを組み合わせて、具体的な保証金額を計算していきます。

 

  • Booking.comカード
  • セゾンブルー・アメリカンエクスプレス・カード

この2つのクレジットカードを使用して計算します。

Booking.comカード

(引用)Booking.com

年会費が無料でありながら自動付帯であり、なおかつ保証金額は比較的充実してると言えます。しかし治療費用2つの限度額が100万円と手術レベルの治療であればこのこのカード単体の金額では少し頼りないところがあります。

 

Booking.comカードの利点は年会費無料、海外保険付帯の2点だけではなく、旅でホテルを予約する時などにBooking.comを利用した場合ポイントが5倍つきますので、3ヶ月以内の旅行で毎日ホテルを予約するとなると、かなりのポイント還元があります。

 

通常使用のポイント還元が100円について1ポイントなのに対して、5倍の場合5ポイントつくことになりますので、一泊6000円のホテルに宿泊した場合ですと300円のポイントが付きます。

Booking.comカードの内容を詳しく見る

セゾンブルー・アメリカンエクスプレス・カード

 

見てもらうと分かる通りセゾンブルー・アメリカンエクスプレスカードは保険の金額が全体的に高くなっています。ただし条件があり26歳以下は年会費無料となっています。

 

もしこれを見ているあなたが、26歳以下の方で旅に出られるのでしたら、このカードは年会費無料の中でも群を抜いて保証内容が充実しているので、このカードを持っていかない手はありません。

 

セゾンブルー・アメリカンエクスプレスカードの内容を詳しく見る

以上2つのクレジットカードを合算した場合の合計

 

 

以上紹介した2つのクレジットカードを合算した場合は、このような保証金額になります。1つでは頼りないクレジットカードでも複数枚持っていくことによって、無料の割にかなり手厚い保険になります。

 

期間は3ヶ月間ですが、3ヶ月以内の旅でしたらこの保証内容で、海外保険に加入せずとも十分な内容です。

 

海外保険付帯のクレジットカードで気をつけたいこと

 

例えば入院になった場合、上記で説明した金額を保証はしてくれますが、キャッシュレスメディカルサービスに対応していない病院の場合、一旦自分で支払いする必要があります。

 

キャッシュレスメディカルサービスとは、治療費を自分で負担する必要がなく、直接保険会社に請求するサービスのことです。このサービスに対応している病院はそこまで多くなく

  • 中国
  • 香港
  • フィリピン
  • ベトナム
  • タイ
  • マレーシア
  • インドネシア
  • アメリカ
  • イギリス
  • フランス

など日本人がよく行くような国では対応している病院が数カ所あったりするのですが、アフリカや南米などの国に行く場合は、クレジットカード付帯の海外保険会社と提携しているキャッシュレスメディカルサービスの病院がない可能性が高いです。

 

つまり自分で一旦支払い後で返してもらうことが出来る場合、そして上記であげたようなキャッシュレスメディカルサービスがある病院がある国へ行く場合は、クレジットカード付帯の海外保険で十分ですが、もしもの時に自分での支払いができそうにない場合は別途海外保険に入る必要があると言えます。

 

まとめ

クレジットカード付帯の海外保険で大丈夫なケース
・3ヶ月以内の旅である

・治療費を自分で一旦建て替えることが出来る

・またはキャッシュレスメディカルサービス適用の病院がある国へ行く

 

これらのポイントをクリアできていれば海外保険付帯のクレジットカードだけで旅をすることが可能です

 

また上記のポイントのうち、例えば「治療費を一旦建て替えることができない」となった場合でも、クレジットカードを作っておくことで、普通の海外保険とクレジットカードの海外保険を併用することが出来ます

 

どう言うことかと言うと、クレジットカードの海外保険で治療費用以外の保険は十分保証されるので、海外保険に加入する際に「治療費用と疾病治療費用」だけ加入することによって、通常の海外保険費用が大幅に安くなります。

 

なので通常の海外保険に入る前提だったとしても、クレジットカード付帯の海外保険を上手く使用することによって、費用を格段に抑えることができますので、上手に使ってお得に旅をしましょう。

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